派遣料金の相場・平均について知ろう
こんにちは。岐阜県美濃加茂市に事務所を構えております株式会社サクセススタッフです。愛知県・岐阜県を中心に、三重県、静岡県などお客様の人材確保のお手伝いをして9年目になります。
自社の採用活動がうまくいかない時に考えるのが「人材派遣の利用」です。
「しかし…やっぱり料金が高い」とお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?派遣の利用を躊躇する理由のほとんどが費用が思っているより高いという理由です。そこで高額な派遣料金の内訳とその理由について、ブログで2回にわたってお話をさせて頂きます。
これを読めば、きっと派遣料金の金額に納得していただけるはずです。
1.派遣料金の内訳について知ろう
まずは人材派遣の料金の内訳を簡単に解説させていただきます。
内容は極めてシンプルで派遣料金の構成要素は以下2点のみです。
派遣料金=派遣スタッフの取り分(賃金)+派遣会社が支払う経費
例えば「1,900円/時間」という派遣料金の場合、1,300円が派遣スタッフの時給で残りの600円で派遣会社は、各種保険(社会保険・厚生年金・労災・雇用保険)有給(派遣社員も正社員と同様な規定6ケ月後に10日支給…です)・スタッフの交通費・給与計算(事務費)・会社運営費など必要経費を支払って、その残りが派遣会社の利益となります。
さらに!サクセススタッフでは、この経費の中から、派遣スタッフの引越し代・アパートを借りて住まわせるための初期費用も支払っております。サクセススタッフではほとんどのベトナム人スタッフを、派遣先から3キロ程度以内のアパートに引越ししてもらい、通勤しやすい環境をつくっています。そうすることにより、無遅刻・無欠勤はもちろんのこと、継続して勤め上げるような環境作りにも力を注いでいます。
正直申し上げて・・・はじめはマイナスです。しかし!サクセススタッフの派遣スタッフは簡単に自分の都合では退職しないですし、派遣先様にも気に入って長く使っていただけるという自信がありますので、長年勤めあげて少しずつ利益をいただいているといった次第です。
そして、1,900円の按分は派遣会社が決定します。要するにスタッフさんにいくら払い、経費(マージン)をいくらとるかは派遣会社が決めているという事です。但し、2020年より施工された「同一労働・同一賃金」で定める賃金を参考にして、スタッフの給与を算出しております。
通常の商売(原料に利益をのせて販売する)と何ら変わることはない点です。
派遣会社としては自社の利益を大きく確保したいところですが、そのために派遣スタッフの時給を下げれば人材の確保が難しくなります。
按分の決定は相場等を加味しながら派遣会社がいかに良い人材を集めることができるか、派遣会社ごとの力量・手腕にかかっています。
上記記載の派遣料金内訳について次回のブログでさらに詳しく、ご説明しますのでぜひご覧ください
派遣料金はなぜ高いの?パート2
2.派遣スタッフの時給はなぜ高いのでしょう?
未経験でも時給が高いのは何故?
派遣スタッフの時給は自社のアルバイト・パートさんと比べても高額である場合がほとんどです。
もちろんスキルや経験があるという前提ならそれは理解できるのですが、「未経験」で入ってきた派遣スタッフの時給が10年以上勤務しているパートさんより高くなるケースがほとんどです。一体なぜでしょうか?
見解は所説ありますが、「雇用の不安定さに対する補填」であるというのが派遣会社の見解です。
派遣スタッフは俗に「有期雇用」前提で派遣会社に雇用されております。つまり「いつからいつまで」という事が決まっている働き方を強いられています。
有期契約・契約解除が容易という雇用不安定さ
もちろん長期で勤務している派遣スタッフも沢山おりますが、契約期間は平均で3ヶ月、短ければ1ヶ月の有期雇用の契約を、都度更新して結果的に長くなっているというのが現状です。
それに対して直接雇用のパートさんやアルバイトさんはいかがでしょう?
もちろん、入社時に取り交わした雇用契約を「有期」で行っているケースもありますが、それを一定期間で更新をしていくことを、会社も本人も意識することは少ないのが現状ではないでしょうか?
入社時こそ雇用契約を取り交わし、互いに意識をしていても年月を重ねればそれを意識しなくなることは当然の流れとも言えます。
派遣スタッフの場合はそうはいきません。
次の更新があるかどうか?、つまり「このまま仕事は続くのか?」を常に気にしながら働かなければなりません。更新はない=仕事がなくなるということですから派遣社員にとって更新の有無は死活問題です。
そのようなシステムであることは理解・合意の上で派遣という働き方を選んだとは言え、やはり人材派遣の「有期雇用」というシステムは通常の働き方と比べて安定性を欠き、常に不安と隣り合わせなのです。
通常の雇用形態と比べて、
・雇用が不安定であるという事。
・更新の有無を気にしながら働く心労があるという事。
これが、派遣料金の「派遣スタッフの時給が高い」理由のひとつです。もちろん、製造業に特化した大学卒のプロフェッショナル人材として・または経験能力に対して正当な時給が設定されているケースも多々ありますので、あくまでも参考例としてお伝えします。
これを読んで、派遣について考え直してくださった企業様!一度岐阜県・愛知県を中心に東海地方の人材派遣をおこなっている株式会社サクセススタッフまでお問い合わせください。☎0574-23-0208